みなさんは「英検」という試験にどんなイメージをもっていますか?
学生が受けるもの
「資格試験」には興味がないんです。話せるようになりたいんです!
これまで、そんな声を聞いてきました。
でも、実は英検って、その学習過程に価値がすごくあるんです。
こんにちは。英語講師・英語学習コーチのHirokoです。「その先の英語学習が楽しくなる!」をモットーに、英語をがんばりたいみなさんのお手伝いをしています。
英検対策の中身を振り返ると
3級以上の英検は、4技能が求められる試験です。対策としては、主に以下の7項目が挙げられます。
- その級に見合った語彙を学び、覚える。
- 耳だけで会話内容の把握をする練習をする。
- 英語を英語の語順で読む練習をする。
- 求められている情報を探す練習をする。また正確に伝える練習をする。
- 筋の通った意見を書く練習、言う練習をする。
- 誤解なく伝わる発音、イントネーションで話す練習をする。
- 以上の土台となる文法知識を習得する。
これって、実は試験という枠を超えて英語をツールとして使う時に大切なことなんですよね。
そして、筋の通った意見というのは、相手に「察する」という日本文化を求めずに自分の気持ちを理解してもらうために必要なことです。
言いかえれば、根拠とともに主張する、ということ。
「どうだった?(How)」の質問にひとことの返事で終わらないためにも、このことは実は大切なポイントなんです。
英語は日本語を話す時以上にていねいに物事や状況を言葉にする必要があります。
また、2次面接に向けて「話す練習」をする過程では、相手にとって理解しやすい発音・抑揚を目指すことになるので、自己流のクセが強くついてしまっている人はそれを修正していくチャンスにもなります!
何より、長文も作文・面接もそうですが、様々なトピックに英語で触れられるところが英検の魅力です。普段、考えていないことをちょっと考えてみる練習は、いざ自分の意見を言う場になった時の助けになりますし、自分の立ち位置や物事の考え方に気づく機会にもなりますよ。
英検は英語コミュニケーションの土台を作ってくれる
というわけで、英検は英語コミュニケーションの土台を作ってくれるものだと感じています。
大人のやり直し英語の目標におすすめしたいのは準2級。
ここで求められる語彙は、日常会話でも活かせる場面がたくさんあります。
リスニングの内容も、ちょうど良く楽しめる感じです。
もちろん、難しく感じたら3級からでOK。
逆にある程度理解できているなら2級にトライ!
大人のみなさんは、実際に受験するかしないかは自由です!
その学習過程に価値があるのですから〜。
先日、準2級問題を使ったスピーキング練習会を開催しました。実際には英語を教えている先生方への英検あれこれのシェア会のようになったのですが、その模様については近々お知らせします。