「化石化」を防ぐ

英語はコミュニケーションの道具なので、「通じれば良い」と思う方も多くいると思います。でも、継続的に英語を学んでいるのなら、または英語でコミュニケーションを図る機会が多いのなら、「通じれば」という自分目線ではなく、相手にとって受け取りやすい英語を使っていくことが大切ではないでしょうか。

外国語を学んでいる人が、自分なりの表現でアウトプットし続けると、それが定着してしまい、なかなか修正が効かなくなります。このことを第二言語習得の研究では「化石化」と呼びます。

日本語の文字と英単語を結びつけて覚えてしまったために、混同して使ってしまっている言葉、文法の間違い、堅苦しい言い回し…化石化し得るものはどの段階の学習者でもそれぞれにあります。

では、この「化石化」を防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか?

ひとつは日頃から知識をアップデートする努力、もうひとつはアウトプットの「定期点検」です。

ネイティブ、準ネイティブ、自分よりも英語レベルの高い人、と自分の学習レベルや目的(どのような場で、どのような人とコミュニケーションを図るのか)に応じて、点検をお願いする人は選んで良いと思います。大切なのは、他者目線。この「定期点検」をする機会をプライドや恥を捨てて積極的に作ることは、一歩先の話者になるためにとても大切だと思うのです。

私が主宰する英語学習クラブでは、ネイティブ講師をサポーターとしてお招きし、より良い表現やアウトプットしたものの間違いについて教えてもらっています。また、他の参加者さんの英語を聞くのも、自分の辞書にはない表現を学ぶ良い機会となっています。

自分の英語を点検したい方、より適切な表現を学びたい方、ぜひ以下の「ご案内」をのぞいてみてください。

必要とされる方、ここまでお読みいただき気持ちがピタっと合った方のお役に立てればうれしいです❤️