「何から話せば良いのか分からない」を減らすために【英会話】

英語で質問された時、特に”Why?”で質問された時、みなさんはどのようにお返事していますか?

こんにちは。英語講師・英語学習コーチのHirokoです。「その先の英語学習が楽しくなる!」をモットーに、英語をがんばりたいみなさんのお手伝いをしています。

英会話と日本語会話の違い

英語で自分の意見を言おうとした時、言いたいことが頭の中でごちゃごちゃして、どのように英語にしていけばいいのか分からない、何から話せば良いのか分からない、途中で話がまとまらなくなる、と感じた経験はありませんか?

英会話と日本語会話は「流れ」というものが違うんですよね。例えば「犬と猫だったら犬派かな、私は。」というAさんの発言に対して日本語話者のBさんは「ワンちゃん、かわいいよね。頭もいいし。一緒にお散歩もできるし。と、犬の良いところを羅列するかもしれません。それに対して、英語話者のCさんは「そうなんだ。犬のどういうところが好きなの?」と具体的なことを聞いてくるかもしれません。

つまり、日本語の会話は、相手に同調することが多くて、1つの発言を横に広げていくイメージなのに対し、英会話は、相手への興味・関心を示すことが多く、1つの発言を元に深掘りするイメージです。

この流れを意識できると、英語で自分の意見を言う時の混乱を減らすことができます。

英語の会話や文章の「流れ」

ではその「流れ」ってつまりどういうことなのでしょうか??

英語を話す時には論理的な展開が大切だ、とよく言われますが、これは本当にその通りなんですよね。ネイティブスピーカーと話す機会のある方は、ぜひ話の展開の仕方に意識を向けて相手の話を聞いてみてください。別に小難しい話題じゃなくても、物事に対して自分の考えを言うときには「主張→その根拠→その補足→改めて主張」という流れになっていると思いますよ。

この「主張→その根拠→その補足→改めて主張」こそが、英会話の基本の流れであり、英文記事の構成の基本でもあります。ですので、この流れで物事を考えることが苦手な人は、まずは日本語で良いので日頃の思考をこの型に当てはめてみましょう。ニュースを見て感じたこと、今日の出来事から感じたことなどを題材に練習してみてください。

この時、「その補足」というところが難しく感じるかもしれません。補足なので、さらに詳しい具体的な説明ということになりますが、一例としては「例を出す・何かと比較する・ニュースやデータを引用する」といった形が考えられます。

頭の中だけで言いたいことをこの流れに組み立て直すのは、大変な作業です。練習として取り組む時には、ノートに自分の思いをすべて書き出し、それを全体的に眺めながら組み立て直す作業をすることをオススメします。

英会話はミニプレゼン

英会話は常にミニプレゼンです。主張したいことをまず第一に言って、相手の気を引く。そして根拠を述べてその主張に説得力を持たせる。さらに相手の心に響くように具体的な話をする。そして押しの一手!

英検の2次面接も、準2級からこの論理的展開が重要になります。トピックが深い思考を必要とするようになればなるほど、この「流れ」を意識することが助けになるはずです。

そういう意味では、英検って論理的思考力も伸ばせるかも。

今日は日本語の会話と英語の会話では「流れ」が違うよ〜というお話でした。

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