久しぶりに英語スピーチをした話

<1年ぶりのスピーチ>

以前所属していたトーストマスターズクラブ(簡単にいうと、効果的なプレゼンの仕方を学ぶクラブ)に、今月より改めて入会しました。1年前に引越しを理由に退会しましたが、コロナの影響でオンライン開催となっているため、再び仲間入りさせて頂いた次第です😊

そして先日、復帰後の初スピーチをしました。

ちょうど新生活を始めて1年経つところで、みなさんに近況報告をしたいのも山々、しかしスピーチは「聴いている人にとって情報を得られたり、役に立つものであるべき」という基準があるため、プライベートの話ばかりするわけにもいかず…と、どんな内容にしようか悩んだ結果浮かんだのが、「新生活がうまくいっている理由を掘り下げてみよう」ということでした✨

私の場合、ちゃんとテーマをしぼって軸を決めないと話がどんどんブレていきます。なので、「新生活がうまくいっている」を具体的に考えるところからスタート。そうこうして出来上がったスピーチのタイトルは”Rapport building for better communication”(より良いコミュニケーションのためのラポール形成)となりました。

ラポールとは – コトバンクブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 – ラポールの用語解説 – 言語学,心理学用語。主として2人の人の間にある相互信頼のkotobank.jp

ざっくりとスピーチの内容を申し上げますと、

・より良い人間関係を築いていく上で、ラポールの形成は重要だ。
・ラポールは共通点があると築きやすいが、意識的に形成していくこともできる。
・その手段には、ミラーリングやペーシングがある。
・より良いコミュニケーションを図りたい相手がいたら、ぜひお試しを💕

という感じです。

はい。元々一番伝えたかった「元気でやってます~😉」は単なる「導入部」へと変わりました(笑)

これまでと違い、自宅でパソコン画面に向かって1人で話すスピーチは、アイコンタクトが難しく、いつも微笑みかけてくれるみなさんのお顔を見ながら話すことも出来ず、何ともさみしい(涙)いや、微笑んで下さっていたかもしれないけれど、ギャラリービューを見る余裕がありませんでした😱それでも、画面を通して約20名のみなさんと繋がっていることを考え、緊張しながらも何とか約7分のスピーチをやりきり一安心。チャット機能を通して皆さんから温かなコメントを頂き、論評担当の方からは改善点を含めた優しさあふれるフィードバックを頂き、とても心が満たされました😊

<原稿を書き、人前で発表するということ>

さて、英語スピーチは「原稿を書き上げ、人前で発表する」というこの過程を通して様々なことを学べたり練習できたりします。

・場に適切な語彙、表現を探したり、新しく学ぶことができる。
・説得力あるスピーチのためにロジカルな文章構成を考える練習になる。
 (主張→根拠→具体例→主張 のように)
・聞いている人にとって、聞き取りやすい発音・スピードで話す練習になる。
・声のトーンやジェスチャーで、主張したいことを強調する練習になる。

などなど。

これって、すべてベクトルがリスナーに向いているんですよね。目的はすべて「相手に自分の気持ちを伝えるため」ということになります。スピーチに限らず、普段の単語学習や音読も、その先に「伝えたい相手にしっかり伝えるぞ!」ということを意識すれば、単調に感じたり苦しく感じたりする時のモチベーションUPにつながりそうですよね😉

また、原稿を実際に声に出して読めば読むほど、同じ言葉のくり返しやぎこちなさ(書き言葉としてはOKだけど、話し言葉としてはちょっと…みたいなもの)に気づくことができますし、もちろん、語彙や表現がどんどん自分に蓄積されていきます。この時の語彙や表現は自分で書いたものなので、忘れにくくなりますよ!

というわけで、「スピーチ」までいかなくても、自分の気持ちや考えを英文で書き、声に出してみる、というのはとても効果の高い英語学習法としておススメできます!「書く」のが苦手、という方は2~3行の英文日記をつけてみることから始めてみてはいかがでしょうか?