8月のクラブミーティング(学習会)開催報告

テーマ① “launch” 

最近では「ローンチ」というカタカナ語も目にするようになり、何となくはこの言葉を使う場面も感じ取っていましたが、もう少し明示化できるといいな、と思い取り上げてみました。

 begin / start との違いなどにも触れながらネイティブ講師の説明を聞いたところ、”fast” というキーワードが出てきました。

 さらに参加者さんからのご意見を共有し、なぜ launchはrocket や business、website に使われるのかがより明らかに!まとめると…

 ①何かが始まる場面で、そこに「速さ」「勢い」が感じ取れる。
  →一度動き出したら、どんどん動き出すかんじ。
   なので ”launch a boat” という風にも使われる。

 ②定期的に繰り返すものには使われず、始まりが一度きりのものに対して使う。
  →だから、「学校(の授業)が始まる」という場面では使わない。
 
  なお、start / begin の違いについては
   When do your kids begin school? (学校に入学するのはいつ?)
   When do your kids start school?  (休み明けはいつ?) 

という感じ。begin は始まりの始まりを指し示すようです。

テーマ② shadow と shade

日本語ではどちらも「かげ」。漢字だと「影」と「陰」になるでしょうか。
 
 例えば今回のイラストの場合、こんな風に表現できます。
  
  ・The boy is in the shade.
  ・The tree has a shadow.

  shadeは「太陽の陽射しから守ってくれる場所」→日陰ですね。
  shadowは「物や建物、人の姿、形となって現れるもの」→いわゆる影ですね。

 おそらく、shadeという言葉を使うべき場面でshadowと言ってしまいがちだと思うのですが、この使い分けに関しては漢字が役立ちそうです。

ちなみに、もし男の人が木のかげに隠れていたら、

“A man is hiding behind the tree.” →”behind” ですね。

(日本語ベースで考えると、分かるはずのものが分からなくなる時があるので注意です)

最後は「熱中症に気をつけようね」で終わった今回の学習会。次回は「すっかり秋だね」という言葉で始められる頃にやりたいと思います。